樹の実の空間

2017. 9

樹は、空間的な存在だと思います。

 

幹を伸ばし枝をひらけば、そこになみなみと空気をみたし、ひとつの空間をかたちづくる。

風をうけ、雨をうけ、しなやかにゆれうごく。そこに満ちているやわらかな間。

 

樹のディティールに目をうつしても、そこには空間があります。たとえばこの、木の実。

(あまり自信がないのですが、ガマズミかその仲間だと思います)

赤く輝く実のあいだに漂う空間の質。緊張感とおおらかさが同居している。

実同士の配置は、なんらかのシステムに乗っ取っているのでしょう。

しかし、全体として窮屈な感じがないのです。ひろがりとおおらかさを感じる。

 

木は本質的に空間的で、おおらかな生きものだなあ、と思います。

 

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